雷が運営するサイト・蒼雲草のブログページ。日々のことを書き綴る予定。あくまで予定。
フェアリーサークルというものがある。
草地や森の中で、キノコが輪状に並んで生えている現象や、その輪のことを、
「フェアリーサークル」や「フェアリーリング」などと呼ぶ。
英国などでは、妖精たちが輪になって踊った跡だという。
そんなフェアリーサークルについて、おもしろい話を見つけた。
「フェアリーサークルや、樹のウロのそば、テーブル状のキノコの上、小川のほとりなど、
妖精が住んでいそうだなと思った場所に、牛乳と蜂蜜を入れた小さなカップを置いておく。
戻って来たとき牛乳と蜂蜜が減っていたら、妖精が贈り物をうけとったということ。
妖精から幸運がもたらされ、人生は魔法のような出来事でいっぱいになるだろう」と。
フェアリーサークルの中に、牛乳と蜂蜜を入れたカップを置いておいて中身が減ったら、
妖精がやってきて牛乳と蜂蜜をうけとったしるしなのだという。
ただし原文では「a fairy circle of flowers and trees」とあるから、キノコの輪ではなく、
花や小木が輪状に生えたものを「フェアリーサークル」と呼んでいるっぽいのだけど。
でも、カップの置き場は「妖精が住んでいそうな場所」ならどこでも良さそうだから、
キノコの輪のフェアリーサークルの中にカップを置いても、効果がありそうな気もする。
Darcy, D.『Handbook for Hot Witches』(New York, Henry Holt and Company, 2012, p.76)